第2回授業ログ
授業概要
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第二回:オルゴールの仕組みを調べて、Squeakでオルゴールを作ってみよう
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授業日:2006/10/31
授業内容:
オルゴールの仕組みの理解・コンピュータ上でのオルゴールの作成を行った。
オルゴールの実物、及び紙でできたオルゴールの拡大模型を各班に配布し、
仕組みを観察してプリントに記入するよう指示した。
また、紙でできた拡大模型には、何の曲が書かれているかを当てる曲当てゲームを行った。
宿題として、オルゴールで作ってみたい曲をプリントに書き込んでくるよう指示した。
授業の大まかな流れ
オルゴールの仕組みの観察(観察)
各班に1つずつ下のようなオルゴールと、オルゴールの拡大紙模型、曲当てプリント、
音の鳴るしくみの書き込みプリントを配布した。
各班の観察結果の発表
各班の児童に、「どこから音が鳴っているか」を発表してもらった。
発表内容はおおむね、「鍵盤にオルゴールの突起が触れて、音が鳴る」というものだった。
各自オルゴール製作(実習)
休み時間後、各自オルゴール製作に入った。
第一回目のピアノの作り方を参考に、
各児童が作業に取り組んだ。児童の作業スピードには差があり、
授業アシスタントが作業の指導を担当した。
宿題の指示
さいごに、第三回では自分の好きな曲でオルゴールを作るということを伝え、
そのための準備として、曲の音階を調べ、
シリンダーに書き入れてくることを宿題とすることを伝えた。
生徒の様子
授業前半の「オルゴールの観察」では、生徒はオルゴールを見る、各班に配布したオルゴールの拡大模型を動かしてみるなどして、議論しながらプリントに意見を書き入れていた。
男子生徒の中には、オルゴールの仕組みを考えることよりも、オルゴールを分解することに熱中している生徒もいた。
「どこから音が鳴っているか」という問いかけを行ったところ、「(鍵盤とシリンダーが触れている部分を指差して)ここで鳴っている」という答えが多く、ねらいどおりの「鍵盤が振動して音が鳴っている」という答えにたどりつくまでに予想よりも多くの時間がかかった。
実習はスムーズに進行したが、1度に教える作業の単位を大きくしたことで、生徒の進度にばらつきが出てきた。
ドレミファソラシドのすべての音を出すことができる鍵盤を作り終わった生徒もいれば、ドレミのみしか作れなかった生徒もいた。進度のばらつきの原因は、マウス操作、集中力の低下が主な原因だった。
進度のばらつきはあったものの、生徒全員が鍵盤とオルゴールのシリンダーを作り、音を鳴らすことができた。
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