第4回授業ログ
授業概要
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第四回:オルゴールをアレンジしてみよう
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授業日:2006/11/21
授業内容:
第三回の授業から2週間たっていたため、まず基本操作の復習をし、作ったオルゴールにアレンジを加える実習を行った。
第三回授業で極の鳴るオルゴールを作れなかった生徒は、曲として聞こえるオルゴールを作る作業を続けた。
オルゴールにアレンジを加えるにあたって、シート式オルガニート、円盤オルゴール、からくりオルゴール等の実物を提示した。
アレンジの実習では、TAがそれぞれ違ったアレンジ方法を教える講師(授業内呼称は「技マスター」)となり、生徒はそれぞれ加えたいアレンジを聞きにいく、という形式をとった。
授業の大まかな流れ
Squeakの操作の復習
小学校の都合により、第三回授業と第四回授業の間が二週間あいてしまったため、操作を思い出してもらうために、まずひととおりの操作の復習を行った。
講師が前で基本操作を例示し、分からなくなったら、班にひとつマニュアルがあるので、参考にするように、と伝え、その後実習に入った。
Squeakの動作の重さ対策
事前のテストにより、画像の色判定を行う処理が重く、Squeakの動作が不安定になることが分かった。
これを解決するためには、鍵盤の画像サイズを小さくする必要があった。そのため、事前に生徒に、パソコンのスペックが足りないことを説明し、鍵盤の画像の不要な部分を削るように指示した。
自分の作った鍵盤の画像サイズを小さくする作業は、細かなマウスの操作を必要とするため、授業アシスタントと講師が児童のかわりに操作を行った。
この作業に、15分ほどの時間を要した。
オルゴールをアレンジしてみよう(実習)
・からくりオルゴールマスター
・和音マスター
・リズム調整マスター
・他の楽器マスター
などの「技」をそれぞれの授業アシスタントが担当し、希望する児童に教えて回った。
第三回の授業で自分の好きな曲を鳴らすオルゴールを作成する時間がなかった児童が多かったため、ほとんどの生徒はまず、自分の曲を鳴らすことができるオルゴールの作成をした。
その後、2コマ目になってわざを聞きにくる児童が増えた。
生徒の様子
実習を中心に据えた結果、生徒のモチベーションの差が顕著に現れた。
とくに、第三回授業から二週間たったことで、操作を忘れている生徒や、第三回の宿題を忘れ、自分の好きな曲で作業をしていなかった生徒にモチベーションの低下が見られた。
また、自分で塗った鍵盤のサイズを小さくしなければならない、ということも、モチベーションの低下につながった。
生徒はそれぞれオルゴール製作に取り組んでいたが、「とりあえず鳴るものができた」というだけで課題が終わったと満足してしまった生徒もいた。
そのような生徒にはこちらから、Squeakの「すすめる」「まわす」を用いた動きの作り方などを教えて、オルゴールでなくてもよいので、作品制作を行うようにすすめた。
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