5.1 変数

M先生
さて,次のプロジェクトに進もう.今度はproject4だね.
Sくん
実は既に少し実験をしてました.
M先生
どんなことだい.
Sくん
障害物の岩石を作ってみたんです.これに車が衝突すると,車がスタート地点にワープするようなものを作りたいんです.

M先生
なるほど.ちょうどいい例題だね.
Tさん
私も一緒に考えてたんですけど,どうやったらいいか分からなくて.
M先生
車をワープをさせるためには,ビューアーの新しい使い方を勉強する必要がある.車のビューアーを開いてごらん.
Sくん
はい.
M先生
これまでは基本やテストといったカテゴリを使ってきたけれど,「X座標」や「Y座標」と書かれたタイルを探してくれるかい.
Sくん
ありました.

M先生
これを「 変数タイル 」と呼ぶ.車をマウスで動かすとタイルの表示はどうなるかな?
Sくん
数値が変わりますね.今までは気にしてなかったけど,「方向」とか,他にも色々な変数タイルがあるんですね.
Tさん
あっ,オブジェクトの変数を見るためのものだから,ビューアーという名前なんですね?
M先生
その通り.車をマウスでつかんで動かすと,座標の 値 はどうなる?
Sくん
車の位置によって変化しますね.

M先生
色々動かして,Squeakの画面の「 座標 」がどうなっているかを調べてみなさい.
Tさん
X座標は横方向の位置を表しているようですね.Y座標は縦方向です.
Sくん
画面の右上に行くにしたがって増えていくから,左下が(0,0)となりますね.
Tさん
図で描くとこんな感じかな.

Sくん
数学でやったXとYの座標軸とおんなじだ.
M先生
そうだね.