7.6 データベース

データベースとは

データベース(database)とは,系統的に分類・整理・管理された,相互に関連のあるデータの集合です. 最近では特にデータの入力・更新・検索などの手順を提供し,情報の集中管理を実現するコンピュータシステムのことをいいます.

広義のデータベース
図書館
狭義のデータベース
図書館の蔵書管理・検索システム,携帯の電話帳

データベース化の対象となる情報は,書誌情報,フルテキスト,統計情報,マルチメディア(画像,音声など)など多岐にわたっています.

対象 検索できる情報 データベース例
書誌情報 書籍・論文のタイトル,著者,出版者,出版年月日 OPAC NACSISWebCat
フルテキスト 文献の全ての文 青空文庫,グーテンベルグプロジェクト,新聞記事(DNA,日経テレコン21)
統計情報 一般的な統計データ,経済・金融関連データなど マクロ経済・財務情報(日経テレコン21,社会化学情報検索システム,大和総研データベースなど),市況情報など
マルチメディアデータベース 音、画像など  
SFCで利用可能なデータベース

検索

データベースの多くは,検索語(keyword)と呼ばれる「言葉」で検索します.言葉には,同義語・言い換え表現,旧字・新字などがあります.これらを意識し,複数の検索語を用意して色々試してみましょう. また,外国語の場合,単数形・複数形,語尾変化にも注意が必要です. データベースを検索していると,検索結果が多すぎたり,少なすぎたりして,思うような結果が得られないことがあります.このような時には複数の検索語を and やor 等で組み合わせ,検索結果の精度を上げることができます.

データベース利用上の注意

データベースは著作権法の規定により著作物とみなされ,著作者の権利が保護されています.またデータベース上の個々の情報も,その情報の著作権者の権利が働きます. データベースの利用する際は,それぞれのデータベースの利用契約書,説明書などに記載された利用方法や利用上の注意・制限を守って利用する必要があります.

● 練習問題

先程の練習問題で見つけたKOSMOS II OPAC (蔵書検索システム)のページを使ってメディアセンターにあるCNSガイドのうち一番古いものは何年のものか調べてみましょう.

SFCで利用できるサービス

文献やデータの探し方や入手の方法がわからない場合には,以下の場所に助けを求めてみるのもいいかもしれません.またメディアセンターでは普段からデータベースウィークスなどデータベース利用の講習会を開いていますので、興味がある人は一度参加してみることをお勧めします.