9.2 企画の立案

M先生
まずは「 企画 の立案」だ. なにより先に,どんな作品を作るかを決めないといけないということだね. どんな作品を作るかを書いたものが「 企画書 」だ.
Tさん
はい.これはSくんと相談しながら決めればよいですね.
M先生
この段階では,完成する作品の大まかなイメージを共有することが大事だ. 細かいことはこの次の「 仕様 の作成」で考えればいい.
Sくん
作品のコンセプトを決めるってことですね.
M先生
そのとおり.
Tさん
具体的にはどんなことを考えればよいのでしょうか?
M先生
企画書を作るためのテンプレートを紹介しよう.大体以下のようなことを決めればOKだよ.

  1. タイトル・キャッチコピー

    タイトルが長くなるなら,キャッチコピーを付けてタイトルを短くする方法もある.

  2. 作者・作成日

    グループの場合は,全員を記入しておくこと.(所属なども忘れずに)

  3. 概要

    作品の概略を100〜200文字で書く.箇条書きでもよい.

  4. 対象

    作品を鑑賞したり,ゲームをプレイしたりするユーザをなるべく詳しく書く.(対象年齢など)

  5. 画面イメージ

    手書きでも良いが,スキャンして張り付けること.

M先生
これに加えて,作成者や日付なんかも入れておくとよいかな.
Sくん
はい.じゃあ,Tさんと相談してみます.

1時間後.....

Sくん
先生,できました.

Tさん
今回は「金魚すくい」を題材にしたゲームを作ろうと思います.
M先生
よーし.大体いいね.企画書の仕上がりをチェックするときのポイントを簡単に整理しておいたよ.

M先生
タイトルやキャッチコピーに関しては,個人のセンスもあるから,一概に良い悪いは言えないね.
Sくん
分かりました.

「やってみよう!」

作りたい作品を決めて,企画書を書きましょう.