9.1 作品作りのプロセス

M先生
さて,いよいよオリジナルの作品作りに挑戦しようか.
Tさん
先生,作品とは何ですか?
M先生
Squeakでは色々な作品を作ることができる.ゲームやシミュレーション, ユーザの操作に反応する絵本みたいなものも作れるね.
Sくん
色々できますね.
M先生
では,作品をどのような手順で作っていったら良いのかを紹介するよ. 丁度よいから,SくんとTさんで協力して1つの作品を作ってみたらどうだい?
Tさん
は,はい...
Sくん
えー,そんなに嫌がるなよー.
M先生
まずは大まかにどのような手順で作品を作っていったらよいかを紹介しよう. 作品を作る作業の流れは以下のようになる.

  1. 企画の立案
  2. 仕様の作成
  3. スケジューリング
  4. 実装
  5. プレゼンテーションと評価
  6. 報告書の作成

M先生
このプロジェクトでは4つめの「 実装 」までを紹介しよう. 「プレゼンテーションと評価」,「報告書の作成」については次のプロジェクトで解説するね.
Sくん
分かりました.
M先生
実装までの各作業で,どのような 成果物 ができるのかも整理しておこう.
Sくん
先生,成果物ってなんですか?
M先生
作業をすると出来る「もの」のことだよ.一覧表を書いたので,見てくれたまえ.

作業 成果物
 企画の立案   企画書 
 仕様の作成   仕様書 
 スケジューリング   作業手順書・スケジュール表 
 実装   作品 

Sくん
なるほど,「実装」まで終わると作品ができるんだ.
Tさん
企画書,仕様書,作業手順書・スケジュール表は全て文書ですね.
M先生
そうだね.これから,1つずつ作業を解説していこう.