7.1 計算

計算

M先生
さて,だいぶゲームらしくなってきたよね.
Sくん
もう少しハンドルのききが悪くてもよいかもしれませんね.ハンドルを切りすぎると車が横を向いてしまうことがあります.
M先生
そうだね.どうしたらいいかな.
Tさん
今はハンドルの向きの値と車の向きの値が同じだからそうなるんだよね.
Sくん
ハンドルの向きの値を割れればいいですね.
M先生
じゃあ,ハンドルの向きの値を少し割って,車が曲がる量を少なくしてみようか. 部品フラップの中に計算式のタイルが入っているはずだよね.
Sくん
はい.

M先生
割り算の「 計算式タイル 」を取り出してごらん. 数値の部分,つまり両方の項に変数タイルを入れることができるよ.

Sくん
はい.今回は左辺はハンドルの向きですね.
Tさん
どのくらいの数で割ればいいんでしょうか?
M先生
まずは10で割ってみようか.あとはお好みで調整すればいいよ.

Sくん
10で大丈夫なようですね.ハンドルの効き具合を調整することができました.

Tさん
先生,2つ以上の数値や変数の計算をする場合はどうしたらいいんですか?
M先生
計算式タイルを入れ子にすればいいんだ.
Sくん
入れ子ってなんだっけ?
Tさん
なるほど.こういうことですね.

Sくん
あっ.計算式タイルに計算式タイルを入れることができるんだ.場合分けタイルのときと同じだね.

「やってみよう!」

スライダを使って,車のスピードを調整するアクセルを作ってください.秒速0から800ドットの車を作ってみましょう.

「ヒント」

スライダーについての解説が 節[スライダ] にあります. スライダーの値は0から1の範囲をとりますから,計算を使って希望の数値にする必要がありますね.