3.2 スクリプトの作成と繰り返し

M先生
次は「 スクリプト 」の作成と命令の繰り返しに挑戦してみよう.
Sくん
はい.
M先生
まずは「 空スクリプト 」というタイルをビューアーの外にドラッグ&ドロップしてみて.

Sくん
スクリプト1という名前のオブジェクトができました.

M先生
ビューアーの「スクリプト」カテゴリの中に「スクリプト1」というのが新しく出来ているはずだよ.

Sくん
本当だ.
Tさん
このスクリプトとは何ですか?
M先生
スクリプトは命令を複数組み合わせて実行できるようにするものだよ.つまり,用意されている命令を自分で組み合わせて, 新しい命令を作って実行できるんだ.
Sくん
すごそうだけど,よく分からないなー.
M先生
やってみれば分かるよ.「車を5ドット進める」というタイルをマウスでドラッグして, スクリプト1の中に入れてみてくれる?
Sくん
できました.

M先生
じゃあ,スクリプト1に付いている実行ボタンを押してみよう.
Sくん
前に進みました.ビューアーの実行ボタンを押したときと同じ動作をしますね.
M先生
じゃあ, 繰り返し 実行してみよう.時計のマークをクリックしてみてくれる?
Sくん
はい.

Sくん
おっ!前進するようになりました.
Tさん
「5ドット進める」という命令を何回も繰り返して実行するから,前に進み続けるんですね.
M先生
そのとおり.繰り返して実行するのを止めるためには,時計をもう一度クリックするんだ.

「やってみよう!」

車をバックさせる方法を考えてみましょう.全部で何通りあるでしょうか?

「ヒント」

車の進む「方向」を調節する方法の解説が 節[方向と重心] にあります.


Tさん
先生,はじめから用意されている命令は,今ビューアーで見えているものだけなんですか?
M先生
「基本」と書いてあるラベルをクリックしてごらん.他の「 カテゴリ 」が選択できるはずだ.

Sくん
いろんな種類のタイルがありますね.これは覚えられそうにないなー.

M先生
分からない命令があったら,試しに使ってみて研究するのが一番だよ.

「やってみよう!」

車が移動した軌跡を描画するようにしてみましょう.描画した軌跡を消すことにも挑戦してみましょう.

「ヒント」

「ペン」カテゴリの命令を使って軌跡を描画する方法の解説が 節[軌跡の描画] にあります.