2.5 保存の方法

Aさん
先生,作ったものを 保存 したいのですが.
M先生
そういえば,まだ保存を教えてなかったね.
M先生
Squeakには,自分で作った環境のすべてを保存する「全てを保存する」と,プロジェクト単位で保存する「プロジェクトを保存する」という2つの保存方法がある.一つ一つやっていこうか.
Aさん
わかりました.

全てを保存する

M先生
まずは,「 全てを保存する 」方法からいこう.「スクィーク」フラップを出して,「全てを保存する」をクリックしてみて.
Aさん
マウスカーソルがペンマークになりました.
M先生
マウスカーソルがペンマークに変わっている間は保存中だから.しばらくすると,元のカーソルに戻るよ.
Aさん
ほんとだ.

プロジェクトを保存する

M先生
次に,プロジェクトを保存するには,「プロジェクト」フラップを出して,「 プロジェクトを保存する 」をクリックする.
Aさん
何か出てきました.
M先生
OK.そしたら「保存」じゃなくて「手元のディスクにのみ保存」をクリックしてみて.本当はSqueakでは,ネットワークを使ってプロジェクトを他人と共有することができるんだけど,日本語版では実装されていない機能なんだ.
Aさん
なるほど.
M先生
それじゃあちゃんと保存されたか確認してみようか.Squeakフォルダを開いてみて.
Aさん
開きました.
M先生
Squeakletsっていうフォルダができてるでしょ.この中にさっき保存したプロジェクトが.prという拡張子の付いたファイルとして保存されているはずなんだけど.
Aさん
ありました.
M先生
よろしい.このファイルをSqueakにドラッグ&ドロップすれば読み込めるから.ただし,「プロジェクトを保存する」方法では,子プロジェクトを持ったプロジェクトは保存できないので注意しよう.
Aさん
ところで,2つの保存方法はどのように使い分けたらよいのですか?
M先生
いい質問だね.基本的には,作業をしたらこの「全てを保存する」方法で保存すればよろしい.でも,この方法で保存したファイルはファイル1つあたりの容量が大きくなってしまうので,他人と作ったもの受け渡しをしたり,課題として提出する場合は次の「プロジェクトを保存する」を使うとよい.
Aさん
なるほど.