ここでは, Mac OS X へ“ことだま on Squeak”をインストールする方法と,Squeakを起動・終了する方法を解説します.
本編のProject0は,Windowsへのインストール方法を解説しています.Macで“ことだま on Squeak”を使う場合, Project0の代わりにこの付録を参考にしてください.
ここで解説されている作業が終わったら,本編のProject1へ進みましょう.
“ことだま on Squeak”のMac版をダウンロードします.
URLは https://crew-lab.sfc.keio.ac.jp/squeak です. ファイルはzip形式で圧縮されています.
ダウンロードしたファイルを解凍してください.Mac OS Xの場合,解凍したいファイルをダブルクリックするとデスクトップに解凍されます.
解凍したできたフォルダの名前を「Squeak」に変更します.テキストの本編ではこのフォルダのことを「Squeakフォルダ」と呼んでいます.
デスクトップ上にSqueakフォルダを置いたままでもとくに支障はありませんが,他のアプリケーションと同様に「アプリケーション」フォルダに入れておきましょう.
Finderを開き,サイドバーにあるアプリケーションをクリックします.既にインストールされているアプリケーションが表示されるので,そこにSqueakフォルダをドラッグ&ドロップで移動します .
Squeakフォルダをダブルクリックすると,InternetとPluginsという2つのフォルダがあります.
Internetフォルダの中にSqueakの本体があります.Internetフォルダをダブルクリックし,内容を表示させます.Squeakを起動するためには,Squeak.imageをSqueakという名前のファイルにドラッグ&ドロップします .
以下のようなウィンドウが表示されれば,起動は成功です.
Squeakを終了する場合は,Squeakの画面の左下にある「ナビゲータ」と書いてある部分をクリックします.
ポップアップしたナビゲータの一番右にある「終了」ボタンを押します.
終了ボタンを押すと,メッセージの書かれたメニューが表示されます.「はい」を選択するとSqueakの修正をSqueak.imageに保存しないまま終了します. 変更を保存する方法は本編のProject1の1.5を参照してください.
SqueakフォルダにあるSqueak.changesはプログラムの修正履歴を保存しておくためのファイルです.changesファイルは同じ名前のimageファイルとセットで作成されます. 誰かに自分のSqueakのデータを渡したいときはimageファイルとchangesファイルの両方を渡すようにしてください.
Mac用のSqueakで作成したデータをWindowsのSqueakで読み込むことも可能です.Squeak.imageとSqueak.changesはMac用やWindows用といった区別がなく,共通に利用できます.