7 クレーンゲームを作ってみよう

第II部では,「状態」をテーマにプログラミングを掘り下げていきます.「状態」の概念を理解することによって,状態によって動きが異なる動作をするプログラムを作ることができます.このプロジェクトでは,クレーンゲームの作成を通して状態の概念を学習します.

状態を伴うプログラムは,主に「変数」を使って実装されます.今まで変数は用意されているものを利用するだけでしたが,このプロジェクトからは自分で新しい変数を作って利用する技法を学びます.

プログラムが状態を伴うようになると,急激に複雑になります.これを整理して考える設計技法として「状態遷移図」を扱います.状態遷移図を読み書きできるようになれば,複雑なプログラムでもうまく組み立てられるようになります.