この文書はHCP Viewer(Ver 1.2.0)の使用説明書です.
HCP Viewerは,インデントしたテキストをコンパイルし, HCPチャートとして清書した結果を閲覧するためのアプリケーションです. 清書したチャートは,SVG,PNG,EPS等のイメージファイルとして保存することができます(図[HCP Viewerを利用したHCPチャートの作成]).
インデントしたテキストをコンパイルするという方式を採用することで, GUIによるペイントソフトでありがちなマウスによる編集の手間を省き, スピーディーにHCPチャートを作成できるのが,HCP Viewerの最大の特徴です.
また,ソースに“¥”で始まるコマンドを記述するだけで「振り分け処理」や「繰り返し処理」等の記号の描画を行うことができます. モジュール分割をしたチャートの作成にも対応しており,1つのソースに複数のモジュールを記述することができます.
現行のVer1.2.0ではデータの記述はサポートしていませんが,将来的にはデータの記述もサポートする予定です.
このマニュアルは3章で構成されていて,各章の内容は以下のようになっています.
一般的な使用方法を想定していれば,2章までの内容を読めば十分です. 3章はHCP Viewerを使用して,(教材等の)本格的なドキュメント作成を行う場合に有益な情報を掲載しました.
付録にはコマンドの一覧表をまとめたものを掲載しました.