今度はいろいろな機能を使って書いてみましょう.head要素には,このファイルについての情報を書きます.
<?xml version="1.0" encoding="iso-2022-jp"?> <doc xml:lang="ja"> <head> <title>SmartDocの文章</title> <author>藤沢 太郎</author> <hp>http://www.sfc.keio.ac.jp/</hp> <date>平成13年7月7日</date> </head> <body> これはSmartDocで作成した文章です. </body> </doc>
文書が作成された時間(sdocを使ってこのHTMLファイルが作成された時間)は
<time />
で表示されます.date要素で使用すると便利です.
p要素を使う方法と,段落と段落の間に空白行を入れる方法があります.
<p>1段落目です.pタグを使って段落を囲みます.とりあえず少し長く書いて行が変わっている方が見やすいでしょう.そろそろ行が変わったかな?</p> <p>2段落目です.新しい段落となります</p> 3段落目です.pタグを使わず次の段落との間に1行間を空けます.空けることで段落変えとして表示されます.どうでしょうか? これが4段落目となります.
1段落目です.pタグを使って段落を囲みます.とりあえず少し長く書いて行が変わっている方が見やすいでしょう.そろそろ行が変わったかな?
2段落目です.新しい段落となります.
3段落目です.pタグを使わず次の段落との間に1行間を空けます.空けることで段落変えとして表示されます.どうでしょうか?
これが4段落目となります.
長い文章を書くときには章や節を作り,それぞれタイトルをつけます.SmartDocでは次の5種類があります.
上から順に大きなまとまりを表しています.使用方法は,このテキストを例にとると
<section title="XML"> XML(Extensible Markup Language)は.... </section> .... <section title="SmartDocを使ってみる"> SmartDoc で文章を書き始める前に,..... <subsection title="ブラウザで見る"> HTML4 形式の.... </subsection> . . . </section>
このように<section>から</section>までがひとまとまりとなり,title属性でタイトルを記入します.大きなまとまり(section)の中で小さなまとまり(subsection)がはじまり終了する構造を入れ子構造と呼びます.SmartDocで一番多い失敗は,この入れ子構造が間違っていることですから,気をつけてください.
HTMLと同様にul,ol,dl要素を使います.
table要素が表全体を表し,thead要素は見出しの行を,tbody要素は表の本体を表します.
項目は,HTMLと同様にth,tr,td要素を使う方法と,コンマと改行で区切る方法があります.
以下がその実行例と書き方になります.
行1 | 行2 |
---|---|
1 | 2 |
3 | 4 |
<table> <thead> <tr><td>行1</td><td>行2</td></tr> </thead> <tbody> <tr><td>1</td><td>2</td></tr> <tr><td>3</td><td>4</td></tr> </tbody> </table>
<table> <thead> 行1,行2 </thead> <tbody> 1,2 3,4 </tbody> </table>
コンマでデータを区切る方式を,CSV形式と呼びます.SmartDocではCSV形式のファイルを読み込むこともできます.
160,55 180,78 168,60 174,80
<table> <thead> 身長,体重 </thead> <tbody src="measure.csv" /> </table>
measure.csvというファイルの内容を読み込み,表を作成しています.
上の例では<tbody>タグを閉じる</tbody>がありません.その際には<tbody>の最後に"/"をつけます.
身長 | 体重 |
---|---|
160 | 55 |
180 | 78 |
168 | 60 |
174 | 80 |
<figure src="img/square.gif,img/square.ps" title="四角形" style="width:2cm"/>
画像は別のファイルに用意しておき,figure要素で読み込みます.
画像ファイル名をsrc属性で指定します.画像のタイトルをtitle属性で指定します.HTMLファイルに出力する場合はgifとjpeg,LaTeXに貼り込む場合はepsファイルが使えます.
gif, jpeg(HTMLでのみ使用可能)とepsファイル(LaTeXでのみ使用可能)の両方が用意されている場合には,ファイル名をコンマで区切って複数指定します.
a要素を使用し,href属性でリンク先のURIを記述します.
<a href="http://www.sfc.keio.ac.jp/~hattori/ipl/">情報処理のページ</a>
bibliography要素は参考文献を記述するためのものです.これはbody要素の外,doc要素の中に書いてください.
それぞれの文献をbook要素で表します.その中のauthor, title, publisher, year要素は著者、タイトル、出版社、出版年を表します.
文献を引用する際に,文献リストを参照することができます.a要素のhref属性にbook要素のid属性の値(ただし頭に"#"を付ける)を指定します.a要素の内容は何も書かなくて構いません.参考文献リストには自動的に番号が振られ,引用個所にはこの番号が表示されます.
第2学年への進級には30単位必要です <a href="#sfcguide"></a>. .... </body> <bibliography> <book id="cnsguide"> <author>SFC CNSガイド編集委員会</author> <title>SFC CNSガイド</title> <publisher>慶應義塾大学湘南藤沢メディアセンター</publisher> <year>2001</year> </book> <book id="sfcguide"> <author>湘南藤沢事務室</author> <title>SFCガイド</title> <publisher>慶應義塾大学</publisher> <year>2001</year> </book> </bibliography> </doc>
第2学年への進級には30単位必要です[2].