BSoundライブラリを使うと、MP3、WAVE、MIDI形式のファイルを制御して、音を鳴らすことができます。
BSoundライブラリをプログラム内で利用するためには、プログラムの行頭に次の1行を加えます。
import blib.sound.BSound;
MP3、WAVE、MIDI以外のファイルを鳴らしたい場合は、変換サイトで対応できるファイル形式に変換してください。
BGMなど再生時間が長い音を鳴らす場合は、まず再生するファイルを指定して、BSound オブジェクトを作成します。
BSound bgm = new BSound("bgm.mp3"); //BSoundオブジェクトを作成する
そして、作成したBSoundオブジェクトに対して、play() や stop() などの命令を行います。
bgm.play(); //BGMを再生する
効果音など再生時間が短い音を鳴らす場合は、BGMと同じ方法でも鳴らすことができますが、次のような簡易的な命令を使うこともできます。
BSound.play("fire.wav");
また、次のように音量を指定して再生することもできます。
BSound.play("fire.wav", 100); //効果音を再生する
ただし、上記2つの簡易的な命令で音を再生した場合、その音を途中で停止したり、音量を変更したりすることができません。
音の再生時に反応速度が重要な場合は、あらかじめ音を読み込んでおくこと、再生するまでの反応速度を早くすることができます。
BSound.load("fire.wav"); // あらかじめ効果音を読み込んでおく
BSound.play("fire.wav"); // 効果音を再生する
ただし、再生時間が長い大きなファイルを読み込む場合は、それだけメモリが必要になります。
11章の最後にあるシューティングゲームを改良して、効果音をつけましょう。
次の2つの場合において、好きな音を鳴らして下さい。
上の問題で効果音をつけたシューティングゲームに、今度はBGMをつけましょう。