TUT-codeのしくみ

ここは、文字ブラウザや表組非対応ブラウザ用のページです。

ホームポジション

下図を標準のキーボードに見立てて下さい。文字の書かれているキーの上に指を置きます。左手は、人差指＝Ｆ、中指＝Ｄ、薬指＝Ｓ、小指＝Ａ、右手は、人差指＝Ｊ、中指＝Ｋ、薬指＝Ｌ、小指＝；です。この位置をホームポジションと呼んでいます。キーを打ったあとはいつもここに指を戻すようにすると、確実なタイピングができます。

一般に、それぞれの指が受け持つ範囲は次のようになっています。人差指は他の指の二倍のキーを受け持ちます。

このホームポジションの位置は、英文タイプを打つ時も、ローマ字入力する時も、TUT-code入力する時も同じです。

　　 　 　（左手）　　　　　（右手）
　　　 小 薬 中 人 人　　人 人 中 薬 小
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　|　|　|　|　|　|　|　|　|　|　|　|
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　|Ａ|Ｓ|Ｄ|Ｆ|　|　|　|Ｊ|Ｋ|Ｌ|；|
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　|　|　|　|　|　|　|　|　|　|　|　|
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　　　　　　+------------+
　　　　　　　　|            |
　　　　　　　　+------------+

かなのしくみ

基本的にはローマ字と同じように、子音（行）部分と母音（段）部分の組み合わせでできており、左手で行を、右手で段を指定します。下図のように、打ちやすい位置にある１６個のキーだけでかなが打てることから、タッチ１６などとも呼ばれています。下段を使わないですべてのかなが打てることは大きな特長といえるでしょう。

図を見ながら指を動かしてみましょう。左右の手をホームポジション（下線付きのキー）に置いて下さい。

　　 　 　（左手）　　　　　（右手）
　　　 小 薬 中 人 人　　人 人 中 薬 小
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　|や|ま|か|あ|は|　|　|う|い|　|　|
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　|わ|さ|た|な|ら|　|え|お|あ|▽|　|
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　|　|　|　|　|　|　|　|　|　|　|　|
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　　　　　　+------------+
　　　　　　　　|            |
　　　　　　　　+------------+

基本（２打鍵）

「た行」で説明すると、「た→あ＝た」、「た→い＝ち」、「た→う＝つ」、「た→え＝て」、「た→お＝と」となります。
「あかさたなはまやらわ」どの行についても原則は同じです。「あかさたな」がひとかたまりになっていて、「はまやらわ」はその外側を囲っていると思うと覚えやすいかも知れません。
ローマ字と違い「あ行」も２打鍵です。「あ→あ＝あ」、「あ→い＝い」…となります。

例外１（３打鍵）

「ん」は、「な→▽」と打ちます。
「ぁぃぅぇぉゃゅょっ」は「あいうえおやゆよつ」の２打鍵の間に▽を入れて３打鍵になります。
「あ→▽→い＝ぃ」、「や→▽→う＝ゅ」、「た→▽→う＝っ」などです。
同様に、濁音も間に▽を入れて、３打鍵です。「は→▽→え＝べ」、「さ→▽→お＝ぞ」などです。

例外２（４打鍵）

「づ」は「た→▽→た→う」と４打鍵となります。
半濁音「ぱぴぷぺぽ」も「づ」と同じ打ち方になります。「は→▽→は→あ＝ぱ」…「は→▽→は→お＝ぽ」です。

これで「かな」が全部打てました。
「げっ、４打鍵もあるの？」と思った人いませんか？（^^;） → ４打鍵のかなをなくす方法

漢字のしくみ

２打鍵で打てる漢字が725字、３打鍵で打てる漢字が1800字、合わせて2525字の漢字が配置されています。使われるキーは30キーで、最上段は使いません。

次の図は２打鍵で打てる漢字の例ですが、２打鍵目が左手ホームポジションの中指（全の位置）になる漢字の一覧です。

　　 　 　（左手）　　　　　（右手）
　　　 小 薬 中 人 人　　人 人 中 薬 小
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　|黒|資|数|品|座|　|学|本|大|六|株|
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　|約|有|全|自|住|　|東|二|日|時|不|
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　|評|庭|改|役|花|　|急|海|市|支|森|
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　　　　　　+------------+
　　　　　　　　|            |
　　　　　　　　+------------+

ホーム・ポジションの、左中指（Ｄ）→左中指（Ｄ）と打てば、「全」が打てます。
右中指（Ｋ）→左中指（Ｄ）と打てば、「日」が打てます。
右薬指（Ｌ）→左中指（Ｄ）と打てば、「時」が打てます。

上図はほんの一例ですが、このように漢字の配置に規則性はありません。
漢字のコードは、概ね、よく使う漢字ほど打ちやすい打鍵パターンが割り付けられています。また、文字と文字のつながりを考慮して、二字熟語が打ちやすいように最適化されています。

漢字は新聞に使われている頻度を元に選ばれており、２打鍵漢字725字で新聞に出てくる漢字の95％程度をカバーしていると言われています。私達が日常使う漢字は意外と少ないものです。

全漢字の配列表です。

記号のしくみ

かな・漢字の他に２打鍵で打てる記号があります。１打鍵目にどれかのキーをを打ち、２打鍵目にスペースバーを打つと、下図のような記号が打てます。よく使う句読点は打ちやすい位置に配置されています。

　　 　 　（左手）　　　　　（右手）
　　　 小 薬 中 人 人　　人 人 中 薬 小
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　|“|〒|ー|【|「|　|」|】|…|・|”|
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　|‘|☆|、|。|『|　|』|々|※|＼|’|
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　|〆|§|○|÷|←|　|→|×|《|》|／|
　　　+―+―+―+―+―+　+―+―+―+―+―+
　　　　　　　　+------------+
　　　　　　　　|            |
　　　　　　　　+------------+

※ なお、ドライバによっては、ここで定義する記号を自分好みにカスタマイズすることができます。