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LaTeX の基本


マークアップ

LaTeXのマークアップはHTMLやXMLと違い、バックスラッシュで始まる英単語や記号です。

\documentclass{jarticle}
\begin{document}
Hello, world.
\end{document}

詳しくはCNSガイドを見てください。

処理の流れ

SmartDoc文書からLaTeX
  1. platex filename.tex (dviファイルを作る)
  2. xdvi filename.dvi (間違いないか確認)
  3. dvi2ps filename.ps | lpr -Pプリンタ名(印刷)
エラーが出た場合には、元のファイルを修正してやり直します。エラーの対処法についてはCNSガイドを見てください。

参考文献ファイル

参考文献リストは、〜.texの中に書き込むこともできますが、〜.bibという別のファイルに書いておくこともできます。これは、複数の文書で参考文献リストを共通に使えるようにするためです。この場合の処理手順は次のようになります。
  1. platex filename.tex (texファイルの中で引用した文献を調べる)
  2. jbibtex filename (引用した文献をbibファイルから抜き出す)
  3. platex filename.tex (抜き出した情報を取り込む)
  4. platex filename.tex (dviファイルを作る)
  5. 以後は同じです。
この手順を一回やれば、参考文献リストが記録されます。ですから、本文を修正してやり直す場合、参考文献に変更が無ければ、通常の手順でできます。参考文献を変更した場合は、もう一度この手順をやってください。
なお、SmartDocで参考文献を使う場合は、〜.bibが自動的に生成されます。

練習問題

SmartDocで最近読んだ本の感想(参考文献リスト付き)を書き、netscapeとxdviでどのように表示されるか確認しなさい。
文字コードについて
CNSのLaTeXはiso-2022-jpまたはeuc-jpを使うように設定されています。SmartDocの場合は、~/.defaults.propertiesまたはSmartDoc.propertiesの中に
latex2e.encoding=iso-2022-jp
と書いてください。
ASCIIのバックスラッシュとJISの円記号はコード表の同じ位置にあります。表示の時に使うコード系によって、マークアップはバックスラッシュではなく円記号で始まるように見えますが、処理に影響はありません。

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