みるみるは一言で言うと,「生の授業においてWebで情報を集めることで講師の生徒の状況に応じた授業展開を支援するシステム」である.
授業において先生は、目の前の生徒が「どのように考えているか」「話を理解しているか」「どんな人たちなのか」など、生徒のことを知りたい。 よく目にする"全員に質問を投げかけ、挙手での選択式回答を求める"という方法がある。 しかし、この方法は、うまくいかないことが多々ある。"全く手を挙げない人たち"、"周囲を伺いながら挙手する人たち"、"大人数の生徒を数える困難さ"などが主な原因となるだろう。この状態を改善したいと考えた。
生徒の考え(回答)を即座にしっかりと把握し、生徒の状況に応じた授業提供を助けるためのアプリケーションがみるみるである。 基本的にはアンケート作成・集計システムであるが、口頭での質問に対して、アプリケーションで回答するといった使い方を主とし、回答シートの内容が容易である(生徒に対して出題中であっても編集できる)ことにより、生の授業で違和感なく使えることを目指した。
Webアプリケーションということで、インターネットへのコネクティビティとブラウザさえあれば利用可能である。現在、SFCの多くの授業で、学生は手元にコンピュータがある状態で授業を受けているので,ほぼすべての学生がすぐに利用可能である。
※学年は参加当時のもの
2003年4月〜2003年6月