4.1 今週の目標

学習内容

  1. コンピュータ上での情報がどのように表現されているかを学ぶ
  2. 情報量の概念について理解する
  3. コンピュータを構成する機器の外観を把握し,それぞれの機器がどのような役割を果たしているかを理解する
  4. コンピュータのハードウェアとソフトウェアの関係性を理解する
  5. コンピュータがプログラムを実行する仕組みを理解する

学習目的

今週は,情報量とコンピュータの動作原理について学びます.本科目では,コンピュータの単なる使い方を学ぶのではなく,その背後にある動作原理を理解することによって,新しい,若しくは未知の技術を自分で学ぶことができるようになることを目指しています.また,コンピュータの動作原理(及び次週学ぶことになるコンピュータネットワークの原理)を理解することによって,コンピュータの特性を踏まえたより良いWebサイトを制作できるようになることを目的としています.

はじめに,コンピュータの仕組みを考える上で基本的となる情報量と2進法の概念を学びます.続いてコンピュータを構成する主要要素はどのようなものであるかを学び,同時にそれらの個々の役割を理解します.これはハードウェアとソフトウェアの関係性を理解するための前提知識となるためです.

さらにプログラムの役割を理解し,ソフトウェアという概念を学びます.ソフトウェアに関してはとくにOSの役割について詳しく学びます,これはコンピュータがプログラムを実行する仕組みを理解する為に必要な知識となります.ハードウェアとソフトウェアに関する知識がそろったことを利用し,今度はそれらの関係性を学びます.その関係性からコンピュータの特徴とはどういったものかを理解し,プログラムが実行される仕組みをすることが目的です.

キーワード

情報量,ビット,10進位取り記法(以下10進法),2進法,バイト,主記憶装置(メモリ),二次記憶装置(補助記憶装置,ハードディスク,CD-ROMなど),CPU(Central Processing Unit),プログラム,データ,OS(Operating System),プロセス(process)