第1回 CNSの利用
1.1 今週の目標
学習内容
- UNIXの操作方法の基本であるコマンド入力について学ぶ
- オンライン教材などWeb上の情報を閲覧するためのWebブラウザの使い方を学ぶ
- 円滑なキーボード入力ができるようタッチタイピングの練習をする
学習の目的
今週は第1回目という事で,ブラウザを用いてWeb上にある教材などの情報を閲覧できるようになります.またコンピュータを扱う上で基本となる,キーボード入力の方法やファイルへの保存などといったCNSの基本的な利用方法について学習します.これらは今後の情報処理受講の上での前提知識になるだけでなく,SFCにおける研究活動などでも基本とされることですので,内容についてきちんと理解しておく必要があります.
タイピングについてはこの授業のみならず今後皆さんがキーボード入力をする機会は非常に多くなります.その際タッチタイピングができていないと苦労することになりますので,必ずタッチタイピングができるようきちんとした練習方法を身につけましょう.
注意
第5週にタッチタイピングの試験があります.この試験には全員合格することが求められていますので,それまでにしっかり練習をしておきましょう.
合格基準は入力スピードが120字/分,誤字は5文字までです.
キーワード
コマンド(command),プロンプト(prompt),ブラウザ(browser),URL (Uniform Resource Locator),ブックマーク(bookmark),タイピング(typing),テキストファイル(text file),エディタ(editor),バッファ(buffer),セーブ(save)
1.2 コマンド
ログインした時に,ディスプレイの左上と右下に現れる端末ウインドウは,コンピュータに命令(コマンド(command)といいます)を入力するためのものです. この端末ウインドウに表示されている,``%'' の文字は,コンピュータがコマンドの入力を待ってますよという印で,プロンプト(prompt)といいます.
CNSのコンピュータはこの端末ウィンドウにコンピュータにさせたい命令内容を入力して、仕事をさせます.
コマンドの例として,現在の日付と時刻を表示するdateというコマンドとカレンダーを表示するcalというコマンドを実行してみましょう.
まず、ウィンドウをアクティブの状態にします.プロンプトの後ろに, date と入力します.
% date |
ここで,Enter キーを押します.Enter キーを押すことにより,dateというコマンドが実行されます.
% date 2001年04月01日(日)03時30分21秒 JST |
今度はカレンダーを表示するcalコマンドを実行してみましょう.同様にプロンプトの後に cal と入力し Enter キーを押します.
% cal 2001年 4月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 % |
するとcalコマンドが実行され,上のように今月のカレンダーが表示されます.
calコマンドには次のような使い方もあります.
特定の月のカレンダーを表示させたい時は,calの後に続けて表示させたいカレンダーの月,そしてSpaceキーを押して空白を1つ空けてから表示させたいカレンダーの年を入力します.
例えば,2000年1月のカレンダーが見たいときは, cal 1 2001 と入力すれば,その月のカレンダーが表示されます.
% cal 1 2001 2001年 1月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 % |
● 練習問題
1.3 ブラウザの使い方
インターネットでは様々な情報がいろいろな形で存在します.これらの情報を閲覧したりするためのソフトとしてブラウザ(browser)というものがあります.この授業の講義テキストも,インターネット上に提供されており,このブラウザを使って見ることができます.
この授業では教材を見るにあたって,Mozillaというブラウザを使います.
Mozillaの起動の仕方は2通りあります,
- メニューのインターネットから,Mozillaを選択
- 端末ウィンドウで,
% mozilla & |
と入力します.しばらく待てば新たなウィンドウが開きます.
注意起動には時間がかかるので,すぐ開かないからといって,何度も入力しないようにしましょう.多重に起動すると端末に負担がかかります.
はじめてmozillaを起動したときには,下のようなダイアログが出て,「Netscape」というブラウザ用のデータを変換して利用するかどうか聞いてくる場合があります.
今回は,「Convert Profile」をクリックしましょう.
Mozillaは無事起動したでしょうか.
これからこのmozillaを使用して教材を利用することになります.
ブラウザを使うことで,オンライン (ネットワーク上)にあるテキストはこの教室のコンピュータ以外からでも利用できます.
参照方法
オンラインから参照できる情報の位置を表すのには URL (Uniform Resource Locator)を使います.同じような意味の言葉としてURI (Uniform Resource Identifier)があります.
これらについては,別の回でで詳しく説明します.
教材のURLは「http://ipl.sfc.keio.ac.jp/text/info-2003-4/」となります.
「場所」もしくは「ジャンプ」の右にある欄に その情報のURLが表示されます.またこの欄にURLを入力する(情報の位置を示す)ことで,そのURLに存在する情報を参照することもできます.教材のURLを入力してください.これで教材の最初のページを見ることができます.
文字化け対策
ウェブページを見ていると,文字化けという現象が起こることがあります.Mozillaでは,文字化けの発生を極力押える工夫をすることができます.もし文字化けが起きたら,以下の手順で対応してください.
- 「View」メニューから「Character Coding」サブメニューをひらき
- その中の「Auto-Detect」から「Japanese」を選びます.
ブックマーク
頻繁に見るページがある時,一回一回URLを書き込み移動することは非常に手間がかかります.このようなページをブックマーク(bookmark)に登録することで,ブラウザにURLを記憶させることができます.
ページのURLをブックマークに登録する
- ブラウザに記憶させたいページを表示させます.
- マウスカーソルを左上の「Bookmarks」と書かれたところへ持って行きます.
- クリックするとブックマークのリストが表示されますので,「Add Bookmark」を選択します.
「ブックマーク」をクリックするとブックマークのリストが表示されます.マウスのボタンを押し続けたまま,自分が表示したいページを選び,ボタンから指を離すと,そのページが表示されます.
● 練習問題
授業の教材ページをブックマークに登録してみましょう.
教材の使い方
- 目次,メニューの使い方
参照したいセクション名にカーソルをあて,クリックして下さい.
またPrevious pageで前のセクションに,Next pageで次のセクションに移動できます. - 前のページに戻るためには
一つ前の内容に戻るためには,ウインドウの左上にある - 画面にすべてが入りきらない
内容が多すぎてウィンドウに表示しきれないときは, ウインドウの右と下にあるスクロールバーを操作することによって表示内容を動かすことができます.(すべての内容が 表示されている時はスクロールバーはありません.)
ブラウザの終了の仕方
マウスを左上の File のところへ持っていき,一度クリックするとメニューが表示されます.この中の一番下の,「Quit」を選択するとブラウザが終了します.
1.4 タイピング
みなさんの中にはまだキーボード操作がなれていなくて,いちいちキーを捜しながら入力している人もいるかと思います.しかしそのままでは,この先電子メールやレポートなどで長い文章を書いたり,プログラミングなどで長時間キー操作を続けるのは大変です.このために必要となってくるのが,タイピング(typing)です.キーボード上のキーそれぞれを押す指は予め決まっており,全ての指を効率よく使うことで円滑なキー操作を目指します.
タッチタイピングは,コンピュータを使う時の基本操作で最も重要なものです.難しいように思われていますが,集中して練習すれば,1時間程度で英文が打てるようになります.また,タッチタイピングができるようになると,キーボードを毎日使っているうちに自然に上達して,半年もたつと英文で300字/分,日本文で150字/分位の速度で入力できるようになります.キーボードを見て打っていると,早そうに見えても,その半分以下の速度でしか入力できません.その上,目を酷使することになります.
-ポイント-
タッチタイピングを習得するには,正しい方法で意識を集中して練習する必要があります.以下に,そのための方法を説明します.ポイントは,
- 姿勢を正しく,リラックスして打鍵動作に集中する
- ホーム・ポジションを基準に一定の指使いで打鍵する
- 打つ文字を意識して打鍵する
の3点です.以上は必ず守らなければ上達しない重要なポイントです.
まず,姿勢ですが,図1に示すように,背筋を伸ばし,楽に打鍵できるようにして下さい.
次に,ホーム・ポジションを覚えて下さい.ホーム・ポジションに手を置くと,両手の人指し指の間にGHのキーが見えるはずです(図2).
ホーム・ポジションを基準にして,図3に示される指使いで,打鍵を行ないます.その時,手の形に気をつけて下さい.
図4に示されるように,掌を丸くして,卵をにぎるような感じにして打ちます.爪を伸ばしていると,打ちにくいです.
ホームポジションのキーはその場で打てますが,その他のキーは,指を伸ばして打つ必要があります.上段のキーを打つ場合は,キーを打つ手全体を上の段に移動します(図5).
この時,打たない方の手はホーム・ポジションに残したままにして,打ち終ったらこの手の位置をたよりに,打った手をホーム・ポジションにもどします.下段のキーを打つ時も同様に手全体を移動して打ちます.
タイプ練習の本には,打つ手の指をどれかホーム・ポジションに残したまま,打つ指を伸ばして打つように書いたものがあります.これによって,確実にホーム・ポジションにもどすことができるという考え方ですが,残した指でうっかり打鍵してしまうなどの副作用が起こりがちで,難しい打ち方です.これができる人はこのような打ち方でもかまいませんが,初めての人には勧められません.
ホーム段以外のキーを打つ時,手首をパソコン上に置いたまま指を伸ばして打つ人がよくいます.これでも打てますが,指の打つための腕の内部の機構が酷使されることになります.手の大きい人は影響が少ないですが,小さい人は上に説明したように,手全体を動かした方が楽に確実に打鍵できます.打鍵するためには,肩から始まって,腕全体の腱が指を動かすために使われています.手首を上げて,手全体を動かすと,指を動かす腱の作業が分散されることになります.パームレストというものがありますが,これは,打たない時に手を休めるために置くものです.
-練習法-
タイピングの練習は,キー配列を覚得ることではありません.打てる人はキーを見せて,そのキーでどの文字が打てるかと聞かれても答えられません.この文字を打てと言われると,適切に指が動きます.このように無意識で指が動くようにすることが,練習の目的です.
こうした無意識の動きができるようになるには,打つ文字を意識してそのための打鍵動作を行なうことを繰り返せばよいのです.そのための系統的な方法を授業ではやってみます.全部で40分位練習すると,英字が全て無意識で打てるようになります.
具体的には,次のような練習を行たいます.
JKJ JLJ J;J JHJ JUJ JIJ JOJ JPJ JYJ JMJ J,J J.J J/J JNJ (中段) (上段) (下段) |
最初はJと右手の中段キー,次にJと右手の上段キー,最後にJと右手の下段キーを打たせます.J以外のキーを打つ順は規則的です.次にKと右手のキーを打たせます.
KJK KLK K;K KHK KUK KIK KOK KPK KYK KMK K,K K.K K/K KNK |
このようにして,全てのキーを打って行きます.最初はJの練習ですが,右手の他のキーも予習をすることになります.次のKの練習では,Jを打つことは復習となりますが,他のキーは予習をすることになります.こうして,一つのキーを練習しながら,他のキーを予習または復習することになります.これを全てのキーについて練習すれば,約40分でキーを思い浮べただけで,指が動くようになります.
このように簡単に覚えられるのですが,使わないでいると,すぐに忘れてしまいます.定着するまで,TUTタッチタイピングなどの練習ソフトをできるだけ毎日練習しましょう.2,3週間も練習すれば十分です.
-TUTタッチタイピングの練習法-
TUTタッチタイピング(%tuttt で使える)は,実際の英単語を使って,5時間の練習でタッチタイピングができるようになる練習ソフトです.最初はdefr(左手)i(右手)の5文字だけを練習します.この5文字の位置を覚えたら,それについて1分間の練習を8回繰り返して,無意識でこの5文字が打てるようにします.
8回の繰り返しのうち,最初の1回目はとにかく打ってみます.次の4回は間違いを気にせずに,どんどん打ち進めます.ソフトは1分間たつと,打った結果を表示します.打っている最中は,どの文字を打てばよいかを示すカーソルが動いていくだけで,練習者が打った文字は表示されません.
打った結果が表示されたら,間違えて打った単語が分るので,それだけを画面の下の表示欄で練習します.間違えた単語がスムーズに打てるようになるまで練習します.間違った単語が全部スムーズに打てるようになったら,次の1分間の練習を行ないます.これを繰り返します.8回の繰り返しのうち,最後の3回はスピードを落として正確に打てるよう練習します.
注意自分が間違えた単語のやりなおし練習を飛ばして次の練習へ行ってしまってはタイピングは全く上達せず練習の意味がありません.1回の練習が終わった後は必ず間違いなおしをするようにしましょう.
11課以後は,全ての文字を使った練習です.これらの練習テキストを「正字で120字/分以上の速度,誤字は5字以内」で打てることが練習の目標です.これが達成されるころには,文字を自由に打てるようになっているはずです.さらにタイピング作業を続けていると,単語単位で打鍵するようになり,語を意識しただけで,綴を意識しないで指が自然に動くようになります.
-タイピング練習ソフトウェアについて-
「TUTタッチタイピング」と「裕美子先生」の2つのソフトウェアが用意されています. 前者は豊橋技術科学大学で開発されたものです.後者はオムロン(株)でもともと開発されたものを許可を得て慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスで変更を加えたものです.正しい練習のポイント 手を見ないで打つ.そのために,指使いを一定にする.打っている文字を意識しながら,手を動かす.キーボードは手を見ずに使っていれば,自然に上達します.上達すると,単語のつづりを意識しないで,指が自動的に動くようになります.「裕美子先生」では得点が表示されます. 60点とれて手を見ないで打てるようになったら先に進みましょう.
- 「TUTタッチタイピング」の起動
マウスを使って端末ウインドウをアクティブにしてから,tuttt と入力します.
% tuttt |
ここで,Enter キーを押します.すると端末ウィンドウに次のように表示されます.
これ以後は画面の指示に従って練習を進めてください.
- 「裕美子先生」の起動
マウスを使って端末ウインドウをアクティブにしてから,yumiko と入力します.
% yumiko |
すると端末ウィンドウに次のように表示されます.
これ以後は画面の指示に従って練習を進めてください.
1.5 テキストエディタ
ファイル
コンピュータの使用で最も基本的なのは,情報を入力してコンピュータに蓄えたり,逆に蓄えられた情報を取り出したりすることです.
コンピュータに情報を蓄えるとき,後で取り出しやすいように適当なまとまりごとに名前をつけて置いておきます.このまとまりを ファイル(file),その名前をファイル名(file name)といいます.
ファイルにはどんな種類の情報でも蓄えることができますが,特に文章だけを記録したものを,テキストファイル(text file)といいます.テキストファイルは,コンピュータが扱う情報の中で最も基本的なものです.
テキストエディタ
エディタ(editor)とは,英語で編集者という意味もあるように,ファイルの内容の編集を行うものです.特に,テキストの内容を編集するものをテキストエディタ(text editor)といいます.
すでに存在するファイルを編集するだけでなく,キーボードから文字情報を入力して新しいファイルを作るときにもテキストエディタを使います.テキストエディタにもいろいろありますが,授業では emacs というソフトウェアを用います.
メニューの「プログラム(足跡のマーク)」→「アプリケーション」→「Emacs」と選択するか,もしくは端末ウィンドウをアクティブの状態にしてから,
% emacs & |
とコマンドを打つと,しばらくしてからemacsという下のような新しいウィンドウが現れます.
- Aの部分をメニューバー(menu bar)と呼び,ここをマウスでクリックすることで,いろいろな命令を実行することができます.
- Bの部分をウィンドウ(window)と呼び,ファイルの編集を行ないます.ただし,端末ウィンドウやemacsウィンドウとは別の意味ですので,混乱しないでください.
- Cの部分をモードライン(mode line)と呼び,編集中のファイルの状態を表します.
- Dの部分をエコーエリア(echo area)またはミニバッファ(mini buffer)と呼び,emacsからのメッセージなどが表示されます.
最初に,これからファイルを作成することをemacsに知らせます.起動した状態でいきなり文字を入力することもできますが,その状態ではデータを保存するようにはなっていません.
普通は次のようにしてファイルを作ることをまず指定します.
emacs ウィンドウをアクティブにした状態で, C-x C-f と入力するか,もしくはメニューから[file]→[Open File...]を選択します. C-xは,コントロール(Control)を押しながら x を押すことを示しています.同様に C-c は コントロールキーを押しながら c を押すことを 示します.
すると,エコーエリア(画面の最下行)に,
と現れます.これは,何という名前のファイルを編集するか,emacs が尋ねているのです.例えば testというファイルを作る場合,`test'と入力し,リターンキーを押します.
すると,モードライン(下から2行目のグレーの行)が 以下のように変わります.
このように,今作成している(あるいは編集している) ファイルの名前がモードラインに現れます.
emacsでは,マウスなどを使わずに,キーボードだけで命令を出すことができます.これは,emacsが生まれた時代には,まだマウスが使われていなかったからですが,今でもこの方法を覚えておくと便利です.また,Emacsの命令の数は物凄く多いので,そのなかでも特に良く使うものだけをメニューからマウスで選択して使えるようになっています.ただ,メニューはマウスが使えないような状況,例えばWindows-NTや自分のラップトップから,TeraTermを使いCNSにログインしている場合には使うことができません.これについてはWindowsの回で詳しく説明します.
慣れてくると,キーボードの方が圧倒的に速く操作できますので,できるだけキーボードでの操作を覚えるようにしましょう.
ファイルの保存
作ったファイルは保存という作業をして記憶させておかないと消えてしまいます.また新しく作ったファイルを保存する際は,必ずそのファイルに名前をつけて保存する必要があります.
emacs で文章を書いている時, そのデータはバッファ(buffer)というところに入っています. 書き終わったら,それをファイルに保存しなければなりません. 保存することを,セーブ(save)するともいいます.保存せずに emacs を終了させた場合,バッファの内容は消え,ファイルの内容は編集する前の状態のままになります.
データを保存するためには C-x C-s (またはメニューから[File]→[Save (current buffer)]と選択)とします.
ファイルを別の名前で保存したいときは C-x C-w と入力する(またはメニューから[File]→[Save Buffer As...])とエコーエリアに「Write file: ~/」と表示されるので続けて,つけたいファイル名を入力してください.
まだ保存していない変更点がある場合は,モードラインのファイル名の左に図
のように `**' が表示されます.
ファイルに保存すると,これが `--' に戻ります.
● 練習問題
ファイルの読み込み
保存しておいたファイルを呼び出して,さらに手を加えたい時があります.このときは以前のファイルを読み込む必要があります.
C-x C-f と入力する(または[Files]→[Open File...])とエコーエリアに,呼び出したいファイルの名前を聞いてくるので,名前を入力します.
すると以前保存しておいたファイルが呼び出されます.