1.2 コマンド

ログインした時に,ディスプレイの左上と右下に現れる端末ウインドウは,コンピュータに命令(コマンド(command)といいます)を入力するためのものです. この端末ウインドウに表示されている,``%'' の文字は,コンピュータがコマンドの入力を待ってますよという印で,プロンプト(prompt)といいます.

CNSのコンピュータはこの端末ウィンドウにコンピュータにさせたい命令内容を入力して、仕事をさせます.

コマンドの例として,現在の日付と時刻を表示するdateというコマンドとカレンダーを表示するcalというコマンドを実行してみましょう.

まず、ウィンドウをアクティブの状態にします. プロンプトの後ろに, date と入力します.

% date
ここで,Enter キーを押します.Enter キーを押すことにより,dateというコマンドが実行されます.
% date
2001年04月01日(日)03時30分21秒 JST

今度はカレンダーを表示するcalコマンドを実行してみましょう.同様にプロンプトの後に cal と入力し Enter キーを押します.

% cal
     2001年  4月
日 月 火 水 木 金 土
 1  2  3  4  5  6  7
 8  9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
% 

するとcalコマンドが実行され,上のように今月のカレンダーが表示されます.

calコマンドには次のような使い方もあります.
特定の月のカレンダーを表示させたい時は,calの後に続けて表示させたいカレンダーの月,そしてSpaceキーを押して空白を1つ空けてから表示させたいカレンダーの年を入力します.
例えば,2000年1月のカレンダーが見たいときは, cal 1 2001 と入力すれば,その月のカレンダーが表示されます.

% cal 1 2001
     2001年  1月
日 月 火 水 木 金 土
    1  2  3  4  5  6
 7  8  9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
% 

● 練習問題

calコマンドを使って,自分の生年月日が何曜日なのか調べましょう.