A.2 Windows 基本操作
ログオン
CNSのWindowsNT環境を使うためには,UNIXのログインに相当する操作が必要でロ グオンと呼ばれます.ログオンするためには,キーボードのCtrlキー Altキー Delキーを同時に押してくださ い.ユーザー名とパスワードを入力するための画面が表示されます.(図)CNS のユーザー名とパスワードを入力し,ドメインの欄はSFC-CNSになっているこ とを確認します.ログオンと書かれたボタンを押すことでログオンできます.
ログオフ
NT環境の使用を終えて,他のユーザーが利用できるようにするためにはログオ フの操作が必要です.これはUNIXのログアウトに相当します.ログオフするた めにはスタートボタンから「シャットダウン」を選択し(図)の画面が表示さ れたら「アプリケーションを終了しログオフする」をチェックし「はい」をク リックします.ログオフが完了したことを確認して席を離れてください.
● 練習問題
ログオンとログオフを2回くらい繰り返しやってみましょう.
また,パスワードをわざと間違えて入力したり,ログオフ以外のシャットダ
ウンなどの選択肢を選ぶと,どのような結果になるのか試してみましょう.
Windowsで使われる用語
デスクトップの各部分や基本となる操作の用語を説明します.
- デスクトップ:ログインして最初に表示される画面のことです.概念的にすべ
てのフォルダ構造を包括する最上位のフォルダとしての役割を持ちます.
- フォルダ:Windowsでは多くの場合,UNIXで言うディレクトリのことをフォルダ と呼びます.
- ドライブ:Windowsでは,そのマシンに接続されている(仮想的な場合もありますが)ハードディスク,フロッピー ディスク,CD-ROMドライブなどの構成に基づいたフォルダ構造になっています. これらの2次記憶装置をドライブと呼びA: C: D: H: Z:などがあります.これ らのドライブはフォルダとして扱われ,「マイコンピュータ」フォルダに格 納されています.
- マイコンピュータ:デスクトップ上にあるアイコンの1つにマイコンピュータ があります.これは自分のコンピュータをあらわし,ここからドライブの中の フォルダやファイルなどを見ることができます.
- ごみ箱:Windowsでは削除コマンドを実行されたファイルはすぐに消されるわ けではなく,「ごみ箱」フォルダに格納されます.必要なファイル に対し削除コマンドを実行してしまった場合,マウスで選択し「元の場所に戻 す」を実行することにより復活できることがあります. (注意)Z: Y:などのネットワークドライブのファイルは復活できません.
- タスクバー:画面下端に表示されるバーのことです.スタートボタンや時計が あります.
- スタートボタン:タスクバー左端にある「スタート」と書かれたボタンのこと です.ここからアプリケーションを起動したり,ログアウトしたりします.
- クリック,ダブルクリック:アイコンを1回クリックすると, そのアイコンを選択します.ダブルクリックすると,対応づけられているアプリケーションでファイルを開くなど,あらかじめ決められた動作をします.また,マウスの右ボタンでアイコンをクリックすると,そのアイコンが表しているものに対する操作の一覧が現れます.
CNSのホーム(Z:)
マイコンピュータのZ:というアイコンをクリックすると,他の特別教室で保存したファ イルやディレクトリが見えるはずです.また,そこに書きこむこともできます. このように,UNIX環境でのホームディレクトリをWindowsNT環境に接続された ハードディスクのように扱うことができます.この仮想ハードディスクは WindowsNT環境ではZ:という名前になっています.デスクトップの「CNSのホー ム」というアイコンをダブルクリックすることによってもこのディスクを開く ことができます.
メディアサーバ
大容量のマルチメディアファイルを一時的に保存する場所です.Y:という仮想 ハードディスクとして使います.30日以上そのファイルを使用しなかった場 合,自動的に削除されます.UNIX環境でも/home/archives/ログイン名 という ディレクトリとしてメディアサーバを使用できます.
Windowsのホーム
デスクトップに「Windowsのホーム」というフォルダがあります.この中に Windowsでの設定ファイルなどがおかれ,自分で作ったファイルを置くことも できます.しかし,「Windowsのホーム」上のファイルは利用者が保存しない 限り次回のログオン時には使えません.デスクトップ上の「NTの環境をCNSへ保存」アイコンをダブルクリックして保存してください.