プリンタが印刷するデータ形式には何種類かありますが,CNSのプリンタは,すべてポストスクリプト(PostScript)形式のデータを印刷するようになっています.ですから,テキストファイルを印刷するときは,テキストをポストスクリプトに変換しなければなりません.
% a2ps ファイル名
% dvi2ps ファイル名
どちらも結果は標準出力へ出ますので、そのままでは画面に表示されるだけです。普通はこの後にリダイレクションかパイプを書きます。
ファイルの内容をプリンタに送信します。
% lpr -Pプリンタ名 filename.ps % a2ps filename | lpr -Pプリンタ名
プリンタの状況を表示します。
% lpq -Pプリンタ名 Sat May 8 16:31:32 1999 Starting job Rank Owner Job Files Total Size active s01000xx 402 standard input 59938 bytes 1st t01000xx 454 standard input 49987 bytes
プリンタの状態と、印刷の順番待ちの状況が表示されます。Job欄の数字(ジョブ番号)は印刷を取り消すときに使います。
印刷要求を取り消します。
% lprm -Pプリンタ名 ジョブ番号 prn1: dfA050ccz03 dequeued prn1: cfA050ccz03 dequeued
ジョブ番号の代わりに自分のログイン名を指定すると、自分が出した要求がすべて取り消されます。
% lprm -Pプリンタ名 ログイン名 prn1: dfA049ccz03 dequeued prn1: cfA049ccz03 dequeued
lprmコマンドは、lprコマンドを実行したのと同じコンピュータで実行しなければなりません。
適当なテキストファイルをa2psでポストスクリプトに変換し、結果をファイルに書き込みなさい。ファイルサイズは元のテキストファイルと比べてどうなったでしょうか?なぜ、このようになるか考えてみましょう。
どちらもミニバッファでプリンタ名を指定します。lpqとlprmは端末ウィンドウで上の説明と同じように使えます。
lpqとlprmは端末ウィンドウで上の説明と同じように使えます。