都市景観データ専用モデリングシステム
SWACO
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《地形入力》
SWACOは、建物、地形などの立体的な都市データを、きわめて効率的に入力す
る、都市データ専用の形状モデラです。地形入力に際しては、イメージスキャ
ナによってラスタ画像化された地図の等高線に、標高値を与えて、それをメッ
シュ状の地形データに変換することで、立体的な地形データを得ます。等高線
は細線化し、システムが線追跡しながら入力するため、標高値は、等高線の一
部に与えるだけで済みます。したがって等高線に途切れが少ないほど、効率的
な入力が可能になります。本システムでは、デジタイザで等高線をなぞりなが
ら入力した場合のおよそ2倍の早さで入力できることが、実験的に確認されて
います。
《建物入力》
SWACOは、建物、地形などの立体的な都市データを、きわめて効率的に入力す
る、都市データ専用の形状モデラです。建物入力に際しては、イメージスキャ
ナによってラスタ画像化された地図の家屋図形に、建物の階数、屋根形態など
を与えて、立体的なデータを入力します。階数、屋根形態などの建物情報は全
てパラメトリックに与え、家屋図形は、局所的な図形認識を用いているため、
1棟の建物を入力するのに、マウスのクリック回数はわずか10回前後で済み
ます。本システムでは、約2000棟の建物を1人のオペレータで、約6時間
で入力し終えた例もあり、これは通常の汎用CADの、少なくとも10倍以上の
早さであることが、実験的に確認されています。