2. 基礎知識
ここでは、PAN/KJを使用するにあたって理解しておく必要がある用語や概念に
ついて解説します。
2.1. 図に関する用語
カード
-
カードには文書、画像といったデータを書き込んだり、音声を録音することが
できます。
(現在、音声はSPARCアーキテクチャの機種でのみ扱うことができます)
グループ線
-
複数のカードをまとめるものです。グループ線でカードを囲む ことでグループ
を形成します。グループは別のグループを含めたり、他のグループと交差させ
ることができます。
関係線
-
関係のあるカードあるいはグループの間を結ぶものです。
図解
-
以上のカード、関係線、グループ線を配置してできあがる図(図式)のことです。
机
-
図解を作成するのに使用する仮想的な場所のことです。作業領域 と呼ぶことも
あります。
図解ファイル(PANファイル)
-
図解は、ファイルに保存することができ、保存してできるファイルを図解ファ
イルと呼びます。慣用として拡張子に.panをつけます(例:
sample.pan)。図解ファイルは通常、机全体の内容を持っています。
2.2.ローカル画面とユニバーサル画面
PAN/KJでは、通常の設定で2800×2100ドット(コンピュータ画面上のドットで
換算。14ドット全角文字で200×150文字に相当)の大きさの机(作業領域)を持っ
ており、この広さを活用した操作が行なえます。
しかし、計算機の画面はこの机全体を一度に表示できるほど大きくはありませ
ん。そこで PAN/KJでは、図1に示すように、この机の一部を詳細に表示する
ローカル画面と、全体を概略表示するユニバーサル画面を用意し
ています。
図1.ローカル画面とユニバーサル画面
2.3.操作に関する用語
(次へ) 3. 起動のしかた