IMerge
「私は統合する」
アイディアスケッチ・エディタ
IMerge (アイ・マージ)
IMergeとは?:
IMergeは、短い文を書いたカードの操作(配置、関係線など)によって、通常の文章で表現しにくい「アイディア」を表現するためのソフトウェアです。
カード操作ツール:
CreWプロジェクトでは、PAN/KJ を中心とする「カード操作ツール」に関して研究してきました。
この一連の研究では、その成果として「KJ法」(発想/アイディアストーミングのガイドラインとなる方法論)をもとに、それを電子的に実現するためのツールが制作されました。これがカード操作ツールです。
アイディアスケッチと、カード操作ツール:
今回は少し視点を変えて「アイディアをスケッチしたい」という基本コンセプトを掲げ、カード操作による「アイディアスケッチ」の中核となる「アイディアスケッチエディタ(カード操作ツール)」と、そこで蓄積、生成されたアイディアを「発信する」ための手段として「MSパワーポイント」との連携を行う機能、HTMLの文章のアウトラインを出力
IMerge
する機能などを有するツールを備えた、複合的なシステムを制作しております。
「アイディアスケッチ・データベース」−データベースを用いた設計:
このシステムの設計における最も重要な要素は、大量のアイディアの蓄積・再利用を容易に行い、かつ高機能なサポートを提供するために、データベース(DBMS)を利用していることです。このデータベースは、アイディアスケッチのすべての構成要素と、(パワーポイントなどの)外部ツールとリンクするための情報をすべて保管するもので、IMerge のデータの本体です。
IMerge の利用者は、カード操作を行った経過と結果をすべてこのデータベースに蓄積しておくことになるのです。「アイディアスケッチエディタ」やほかの構成ツールはすべて「データベースに蓄積されたアイディアスケッチ」の「ビュー(ある視点から切り取った断面図)」を提供する環境といえます。
利用者は、カード操作で構築した「アイディアの集合」から、プレゼンテーションやドキュメントを構築できます。また、データベースの持つ排他制御機能を用いて、複数の作業者による協調作業を行えるように設計しています。
発想の支援:
我々は、自分の中の情報やアイディアを整理し、再利用することで、さらに新しいアイディアを生むことができるのです。
新しい発想を生みだす。そのための手段として、高度な「情報の統合」を行う。そのためのツールが IMerge なのです。