第3週 指導案 1.授業の大まかな流れ(教材もあわせて参照のこと) ・ディレクトリとツリー構造  −ディレクトリとそれによって構成されるツリー構造の概念説明 ・ファイルパス  −ファイルパス(絶対パスと相対パス)の解説 ・ファイルの操作  −ディレクトリやファイルの操作に関する具体的なコマンドの学習 ・ファイルのアクセス権  −ディレクトリやファイルに対するアクセス権の管理の必要性を理解させると 同時に,保護モード(アクセス権モード)の設定方法を習得させる 2.ねらい ・ディレクトリとツリー構造について: ディレクトリというものの存在と,それを利用する事でツリー構造が構成され るという考え方,ならびにUNIXではツリー構造を前提にファイルの整理を 行う必要があることを理解させる事です.ディレクトリやツリー構造に関する 理解は,後半の「制作編」で実際にWebサイトを作成する実習の際に,サイトの 内容に応じて適切に構造化されたディレクトリを作成させる上で必要不可欠 となります. ・ファイルパスについて: ファイルパス(絶対パスと相対パス)の記述の仕方を知ることによって,先 に学んだツリー構造を改めて明示的にとらえ直し,理解を深めることを目指 します.この過程によって,次に実際にディレクトリを操作の対象とする際の 基本認識を形成します. ・ファイルの操作について: これまで学んだ概念を生かし,具体的な操作方法を確認します. このことによって,ディレクトリに関する概念的な理解を操作的な知識として 定着させること(授業内で完全には実現できないかも知れませんが、少 なくともその土台を形成すること)を目指します. ・ファイルのアクセス権: ディレクトリやファイルに対するアクセス権の管理の必要性を理解して, 各自が必要に応じて自分のリソースに関するアクセス権のポリシーを立 てられること,そしてそのポリシーに応じて適切な保護モード(アクセス権 モード)の設定方法を選び実際に設定できる事がねらいです. 3.授業の進め方に関して注意を要する点 概念の学習から入り、操作法を学ぶことによって概念の再定着を目指すという流れ を意識した教材になっています. 4.その他 なし