2.5 文書の編集

長い文章の編集

emacs で画面に入りきらないほど長い文章を編集する時は, 一部分だけが表示されています. 表示位置を変更することをスクロール(scroll)すると言います.

まず,長い文章の例として Emacs Tutorial を見てみましょう.これは,Emacs の入門用テキストですが,今はスクロールの練習が目的なので,内容を読む必要はありません. C-h t と入力するか,マウスを使ってメニューから [Help]→[Emacs Tutorial] を選択すると表示されます.

コピー&ペースト

文章の一部をコピー(copy)し別の場所にペースト(paste)(張りつけ)することができます.

ファイルの挿入

文章を書いている最中に,以前作ったファイルの内容をそのまま取り入れたいときがあります.これをファイルの挿入(insert)といいます.
カーソルを,挿入を行いたい場所に持っていき, C-x i と入力すると,エコーエリア(画面の最下行)に,

Insert file: 

と表示され,挿入するファイルの名前)を聞いてきます.

ここに挿入したいファイルの名前を入力すると,カーソルがあった位置に指定したファイルの内容全てが挿入されます.

注意
ここで入力しているのはファイル名ではなく正確にはファイルパス(ファイルが保存されている位置)になります.詳しくは次週に学びます.

● 練習問題

前に作った test というファイルを呼び出し,その中の好きな場所に test2 のファイルの内容を挿入し, test3 という別のファイル名で保存しましょう.

● 宿題

メールの文章作成中に先ほど作ったselfintroductionというファイルの内容を挿入またはコピーし,宛先をクラスのメーリングリストとして,クラス全員へ自己紹介メールを送りなさい.

各クラスのメーリングリストのアドレスは以下のようになります.
info02-各クラスの番号@sfc.keio.ac.jp
例えばクラス1ならば,info02-01@sfc.keio.ac.jp というふうになります.