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エラーの読み方

sdocコマンドの実行に失敗した場合,エラーメッセージが表示されます.このエラーメッセージを読むことで間違いの個所を探すことができます.

エラーメッセージの例1
10.sdoc:269:10 [Fatal Error] The element type "subsection" must be terminated by the matching end-tag "</subsection>".
Error: Stopping after fatal error: The element type "subsection" must be terminated by the matching end-tag "</subsection>".

エラーメッセージの1行目の10.sdocはsdocコマンドが実行されたファイル名を表示しています.この次に来る数字269が間違いが存在する行の番号になります.その後には,subsection要素は</subsection>というタグで閉じる必要があると書かれています./subsectionが存在するか,入れ子構造になっているかがこの間違いを修正するためにチェックするべきポイントとなります.

エラーメッセージの例2
unknown:0: [Fatal Error] File "file:/a/fs0502a/t01000tf/10.sdoc" not found.
Error: Stopping after fatal error: File "file:/a/fs0502a/t01000tf/10.sdoc" not found.

エラーメッセージの最初にunknownとあります.上記のエラーの場合/home/t01000tf/に10.sdocファイルが存在していないようです.ファイルがsdocコマンドを実行したディレクトリに存在しているかどうかチェックしましょう.

練習問題

http://www.sfc.keio.ac.jp/~hattori/ipl/info-2001-4/text-a/10/error.sdocファイルは間違いを含むsdocファイルです.sdocコマンドを実行して,間違いを発見し修正してみましょう.