4.1 評価方法の大枠

もっとも単純な評価方法として考えられるのが,レビューによって指摘された不良の数をカウントする方法である. 不良が10個レビューされたチャートより, 不良が1個しかレビューされなかったチャートの方が可読性が高く,本書でいうところの質の高いチャートであると判断するという 方法は妥当である.これを基本にして,よりチャートの評価を正確に行うために,レビューされた不良の重要度と, 不良の階層を考慮して評価を行うのが,本章で説明する評価方法である.