何がいいたいのか分からない作品が結構あった メッセージがどこにあるか分からない 文章はメッセージを持つべき ★メッセージを明確に持ちましょう メッセージを正確に伝えるための留意点 (みなさんのレポートを見た中で気がついたチェックポイント) 1、見出しはメッセージを反映しているか 見出しとメッセージが食い違ってないか 見出しと中身が食い違ってないか 2、構成にメッセージを述べるための必然性があるか 3、個々のパラグラフは「1トピックの原則」を守っているか ・一つのパラグラフでは一つのことしか言ってはいけない 4、文同士の関係は明確かどうか ・意味のつながり(ストーリー、説明の手順) ・接続の詞選択の正しさ(正しく用いられているか) 5、個々の文の「主語・述語」の関係は保たれているか メッセージを持って書き始めなくてはだめ メッセージを伝えるために、 ●遠藤さん 主張するための文としての典型的な構成ができていた 余計なことを述べず、すんなり主張にたどり着くことができる トピックセンテンスのみ読んでいけば、言いたいことが分かる 一つのパラグラフにはひとつのトピックについてしか述べられていない トピックセンテンスが前の方に来ている トピックセンテンスをパラグラフの先頭に持ってくるように訓練すること 結論先行型で記述した方が確実 自身があればトピックセンテンスをパラグラフの真ん中あるいは終わりに持ってきてもいいが、原則としてしない 「脆弱性」 流れが脆弱であるという指摘の仕方に問題 流れ自体あやふやなもの もっと別の表現を考えるべき 「しかし」を使うときはパラグラフを改めた方がよい 自分の意見を展開するために使う接続詞 パラグラフを改める契機となることが多い 「考えられる」という表現が多すぎる傾向 可能性があるよね、の意 読み手に逃げの印象を与える 断定、能動態にした方がよい ●三木さん メッセージが不明確な例 何が言いたいのかが分からない典型的なパターン ダンスに目を向けるべきである ↓ ダンスはコミュニケーションを中心としたスポーツ ↓ 実践へのヒント ダンスについての話だということしか分からない フォーカスの所在が分からない もし書くなら3つにそれぞれ別の見出しを設定すべき 書き直す際のポイント タイトルを先に書く メッセージを端的に表すものにする タイトルの内容があまりよくない 文章の主張にフォーカスしたものにするべき 組み立て直せばちゃんとした文章になる 主張を述べるレポートを書くために レポート上での議論のパターン はじめに 問題の所在(ダイジェスト) 私は〜と考える(主張を述べてしまう) 以下この主張の根拠について述べる ※主張を簡単に先に述べてしまう 本論 根拠A 根拠B ※独りよがりにならないために、出来る限り事実あるいは傍証  (他人も〜と考えている、明らかにしている)を持ってくる 結論 議論をダイジェストする はじめにで述べた結論を念押す まずこのような型に当てはめて書いてしまうというのは一つの手 ●速水さん メッセージを伝えるということについての話 主張を述べるための構成はスマートにできている トピックセンテンスを前に持ってくるよう努力している 一番の問題はタイトル 主張と食い違っている 微弱発電システムの提案が主張であるはず どちらが正しいか? 微弱発電システムの提案 OR なぜ新しいビジネスを提案するか 文章の表現の問題 最後のトピックセンテンス ちょっと長い 息継ぎが必要 後ろの方のパラグラフになればなるほど読みづらくなっているケースが多かった 「もの」という言葉は便利で使いがちだが、いらないケースが多い 「つまり」は要約を表す言葉 後ろに来る言葉の条件は、前の言葉よりも分かりやすく、簡潔にダイジェストされていなければならない 速水さんの文において、 「回生」という言葉が一般的であれば「つまり」を使える しかし一般的でなければだめ 余計な情報を与えているところがある 第1パラグラフにはいらない文が存在する 最後の2文は読者がメッセージを理解するうえで必要な情報を与えていない 次の2例は客観的な事実について説明する文書 ●秋田さん ●平本さん どちらも構成はよく出来ている 説明の手順もこなれている 全体像から細部へという流れがある 前の説明を踏まえて後の説明を行うというアプローチがとられている 何気なく読ませてしまうのが良く出来ている証拠 違和感を与えるようではアウト トピックセンテンスの作り方は微妙に違う 秋田さんの方は誰がみても分かるように書いている 「〜について説明する」 「〜について述べる」 →話の始めを印象付けることができるが、冗長になってしまいがち 平本さんの場合は叙述 トピックセンテンスがそのパラグラフの内容をよくダイジェストしている →よりスマート ●酒井さんの例 序章としての問題 文章をとおして何を伝えようとしているか分からない 序章として機能していない 文章はよくできている 「てにをは」が適当 ※参考文献について 本文中には以下のように表記。 > 斉藤によれば〜は〜である。1) 1)は通し番号 ワープロなどでは上付き文字を使用する レポートの末尾に以下のような内容を付記。 > 参考文献 > 1) 著者名、論文(記事)名、書籍名、〜ページ(pp.1-5あるいはp.6など)、発行年 直接的に引用する場合、 1、2文程度の場合 > 〜は、「〜」と述べている。2) 数文単位の場合 視覚的に引用であることが分かるようにする 以下のようにする > 例えば〜はこう述べている。 > (以下インデント) > →〜 > →〜 > →〜 > →〜である。1)