テクニカルライティング ●みなさんのレポートレビュー 章立てのバランスが悪い傾向がある。 本論は一つの章である必要はないので、必要に応じて分割してください。 1、結論(1000) 2、本論(5000)→必要に応じて分割してください 3、結論(1000) みなさんのレポートでは、本論が異様に長いものが目立った。 KJ法に問題がある人が多かった。 →カードが少なすぎる カードの中には必ず1文を記述する →文であること →2文以上書いてはいけない KJ法には図にほとんどの意味がある →図でないと意味がない KJ法はやる価値が絶対にあるのでやってみてください。 ●最終課題について 正式な告知をします。 そろそろ取り掛かると良いでしょう。 ここ(授業をしている教室)の場所で出してください。 !!配布資料には誤って書いてあるので注意してください!! 注意点 ・締め切りは厳守でお願いします。 ・書き方としては、パラグラフに注意して書いてください。 ・図や表を用いてもかまいませんが、文章を中心に構成してください。 ・必ずホッチキスでとめてください ●本題 評価についての話 情報を扱う現場で使われる作業工程のもとに文章を作成してきた。 これには次のような段階がある。 1、分析 →ミッション、作業課題など) 2、設計 →KJ法、アウトラインなど) 3、執筆(実装) →構成、パラグラフ、文など) 4、評価 →ミッションが達成されたかどうかのシミュレーション) 情報工学という広い分野においての一般的な製作の過程。 評価のためのポイント 評価によって問題が見つかった場合、どう修正していくか 期日が迫った際の対処の仕方 情報の伝達するとはどういうことか? 伝達は努力目標でしかない。 →結果として伝わる、でしかない 書き手から見た場合、情報の伝達は保証できない。 伝わったかどうかは読み手しか判断できない。 イニシアチブ(強い立場)は常に読み手にある 文章の価値は読み手が決める。 →読み手の決定に書き手は逆らえない 自分が思っているよりも、文章による伝達というは危ういもの 誤解やロスがある 伝えるという努力目標には、蓋然性を高めるという方向性でアプローチする 伝えるのではなく、伝わらなくなることを防ぐというネガティブな指向 ・書きたいこと ・書ける ことを書くのではなく、 ・書くべきことを書く 書くべきでないこと、いらないことは排除しなくてはならない 読み手の目線を想像する その目線でみたときにどうなのかを評価することが重要 <配布資料> 修正では工程を遡る。 総合評価、要求の実現が怪しい人は、分析に立ち返る。 内容に問題がある人は設計に立ち返りましょう。 文章表現に問題がある人は執筆に立ち返りましょう。 文章がどうしても長くなってしまうという問題 文章をどうやって切り捨てるか。 具体例・反復(確認)が元凶になる。 削ってもいい具体例がないか? 削ってもいい反復がないか? を確認すると良い。 時間がないときはパラグラフを見る ・トピックセンテンスの整備 展開部や締めくくり文に問題があっても、トピックセンテンスがよくできれいればよい ・長すぎるパラグラフは切る パラグラフが長いと読む気がなくなる どこかで切ってください