WEBアプリケーションの開発


担当者:大岩元

形態:B型、2単位、週1回



1、背景・目的

WEB技術は近年目覚しい発達を遂げています。 WEBブラウザの表現力はますます高まり、WEBシステムの使われ方も多様化しました。 今では数多くの企業がWEBアプリケーションの仕組みを活用したビジネスを展開 しており、WEB上での買い物やオークション、施設の予約などのサービス通して、 WEBアプリケーションは私たちの 生活に深く関わるようになってきました。ブロードバンドの時代を迎えようと している今、この流れはますます加速していくでしょう。

本研究会では、そのようなWEBアプリケーションがどのような仕組みと技術から 成り立っているのかについて学び、それをもとに実際にWEBアプリケーション をJavaで作成してみます。 また本研究会では、 人の役に立つ良いソフトウェアを作成するための方法論として、 オブジェクト指向によるソフトウェア開発手法およびプロセスについて学びます。 どんなに技術的に優れたソフトウェアでも、人に喜んで使ってもらえな ければ結局意味がありません。 人に喜んで使ってもらえるソフトウェアを作るには、その使用者の要求を 忠実にソフトウェアという形で表現できる能力が必要不可欠です。 そのような能力を養い、人に喜んで使ってもらえるソフトウェアを1から 作り上げることのできるシステムプロデューサーを目指すことが、本研究会 の目的です。

2、内容

本研究会は、2期続けての履修を前提としており、今回の研究会はその 1期目になります。 もちろん1期目のみの履修も可能です。1期目の研究会では、あらかじめ用意 された企画書どおりのWEBアプリケーションを作成してもらいます。 具体的には以下のようなことを学びます。

■ WEBアプリケーション開発のための技術

  • HTTP / SOAP
  • Servlet / JSP
  • DOM / SAX
  • SQL / JDBC

■ UMLを用いたオブジェクト指向分析・設計の手法

  • ユースケース図
  • クラス図
  • 相互作用図(シーケンス図、コラボレーション図)
  • 状態遷移図
  • アクティビティ図 など
2期目については来期のシラバスに詳しく書きますが、1期目に学習したこと を踏まえて、みなさんの作りたいWEBアプリケーションを作ってもらう予定です。

3、授業の進め方

本研究会は以下のような方針で授業を進めていきます。

  • 毎週の研究会の形態としては、まずUMLやWEBアプリケーション技術に 関する学習を進めます。続いて、みなさんの作成するWEBアプリケーション の進捗を報告してもらいながら、より良いアプリケーションを 作るための議論をします。
  • 授業で扱う内容は、事前に資料がWebにアップされるので、各自予習を してきてもらいます。 それをもとにして、研究会の授業の時間中にみんなで議論します。
  • 研究会最後の週には、みなさんが作成したWEBアプリケーションの発表会 を行います。

4、評価方法

研究会における議論の内容及び、作成したWEBアプリケーションに関する レポートで評価します。 評価の視点としては、そのWEBアプリケーションがきちんと要求を 満たしているか、本当に人を幸せにするかが問われます。

5、履修条件

情報処理の授業できちんとJavaを学んだ人、あるいはあまり理解でき なかったが意欲のある人を期待します。 オブジェクトプログラミングを合わせて履修することを強く勧めます。

6、最大受入れ人数

基本的に全員受け入れます。

7、連絡先

質問等はこちらへどうぞ。