Tomcatのインストールと起動
1.JDKのインストール
まだの人は,下記アドレスを参考に設定する.
https://crew-lab.sfc.keio.ac.jp/lecture/2002objprog/jdk/index.html
2.Tomcatのインストール
Tomcatを下記のURIからダウンロードする.
http://jakarta.apache.org/builds/jakarta-tomcat-4.0/release/v4.0.1/bin/jakarta-tomcat-4.0.1.zip
ダウンロードしたファイルを解凍して,jakarta-tomcat-4.0.1を適当なディレクトリに置く.C:\ もしくは D:\ 直下に置くと分かりやすい. 以下の例では,C:\の直下に置いたとして説明していく.
3.JAVA_HOMEの設定
C:\Autoexec.batをメモ帳などで開き、最後の行に
SET JAVA_HOME=(JDKをインストールしたディレクトリのパス) (例: SET JAVA_HOME=C:\jdk1.3.1_01) |
と書いて保存し,再起動する.
4.サーバの起動
ここまでで,準備はおしまい.いよいよサーバを起動してみます.
C:\jakarta-tomcat-4.0.1\bin(tomcatのあるディレクトリの下のbinの中)にある,startup.batをダブルクリックで起動します.
すると,2つばかりウィンドウが開き,しばらくしてから2つ目のウィンドウに
サービス Tomcat-Standalone を起動します Apache Tomcat/4.0.1 サービス Tomcat-Apache を起動します Apache Tomcat/4.0.1 |
と表示されれば,ローカルマシンにWEBサーバが無事起動しています.
うまく行かない場合は以下のことを確認してください.
- JAVA_HOMEの記述が正しいか
- 「環境変数のメモリが足りません」と出る場合は,割り当てメモリが足りない可能性がある.startup.batを右クリックしてプロパティを表示させ,メモリタブをクリックして,「環境変数の初期サイズ」を「自動」から「4096」にする.
- それでも駄目だったら周りのよく知ってそうな大岩研究室の人に聞く
5.サーバにアクセス
ブラウザでhttp://localhost:8080というURLを呼び出す.うまくいけば,猫の絵がでてくるはず.
ここまで確認できれば一回サーバーを終了する.C:\jakarta-tomcat-4.0.1\bin のshutdown.batをダブルクリックで実行する.
6.簡単なサーブレットを作ってみよう
簡単なサーブレットプログラムを書いて実行してみましょう.
以下のソースをテキストエディタで書いて,(Tomcatをインストールしたディレクトリ)\webapps\examples\web-inf\classes に,SampleServlet.javaという名前で保存する.
import java.io.*; import javax.servlet.*; import javax.servlet.http.*; public class SampleServlet extends HttpServlet { public void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response) throws IOException, ServletException{ response.setContentType("text/html"); PrintWriter out = response.getWriter(); out.println("<html>"); out.println("<body>"); out.println("<h1>Hello Sample Servlet World!</h1>"); out.println("</body>"); out.println("</html>"); } } |
続いてこれをコンパイルします.DOSプロンプトを開き,SampleServlet.java を保存したディレクトリに移動し,
C:\jakarta-tomcat-4.0.1\webapps\examples\WEB-INF\classes>javac SampleServlet.java -classpath C:\jakarta-tomcat-4.0.1\common\lib\servlet.jar
|
と入力してEnterキーを押します.
この結果,SampleServlet.classというファイルが出来ていればコンパイル成功です.
この後,先ほどと同じようにサーバを起動し,ブラウザで
http://localhost:8080/examples/servlet/SampleServletにアクセスして以下のように表示されることを確認してください.
ここまで出来れば今週はおしまい.これから数週間かけてこれで掲示板を作ります.