初心者のためのJavaプログラミング入門講座

(マルチ・メディア表現法B On Line教材)

この講座について

 ようこそ「初心者のためのJavaプログラミング講座」へ。この講座はタイトルの通り、全くのプログラミング初心者の方がJava言語を用いてプログラミングの基礎を自習するためのカリキュラムです。例題を作成しながら、できるかぎり無理なくJavaによるプログラミングのスキルを身につけてゆきます。

 このカリキュラムの特徴は、一つの課題となるプログラムの完成を目指してすべての学習項目が編成されている点です。課題となるプログラムは「時間割表示システム」という、クライアント、サーバの機構を利用してユーザーに情報を提供するシステムです。これについては第1講で実際にプログラムを見てもらいながら詳しく説明します。合計9講ある講座の最後の時点でこの「時間割表示システム」が完成します。

 従ってこの講座では、一般のプログラミングのカリキュラムに見られるような、「几帳面な学習項目の分類」や「プログラミング言語の体系性に根ざしたカリキュラムの進行」よりも、むしろ「課題プログラムを組み立ててゆく上で必要な事柄を必要になった時点で学んでゆく」という方針が優先されています。すべてのカリキュラムを一通り終えた時点で、Javaプログラミングに関する基礎的な学習が終えられるようになっています。もちろん、初心者の方が対象である、という前提にはできる限り配慮をしています。

 またこの講座では、プログラミングの学習を単に「コンピュータ言語によって命令を記述するための技法の習得」としてだけではなく、つねに「人間がコンピュータに正しく意図を伝えるための表現方法の習得」という観点からとらえることを目指しています。したがって特にエンジニアを目指さない、「ふつうの」ユーザーとしてコンピュータとつきあってゆこうと考えている人たちにとって、有益な内容を含んでいます。自称文系の人たち、積極的に参加してみて下さい。

 それではさっそく、第1講から学習を開始しましょう!

第1講へ